バックアップソフト indelible の困った話…
昔どのソフトがいいか物色していた時に買った物で、ChronoSyncを使い出してから使わなくなったのでメインマシンから外し、他のMacに入れていた。以前もどこかで書いた気がするが、このソフトを履歴バックアップすると、バックアップ先の各フォルダに.indelible-infoという差分ファイル格納用の不可視のフォルダを作成する。今回この不可視フォルダのおかげでとても手間取った話。
・HD 1…システム+データのバックアップ ・HD 2…データ
HD 2を入れ替える為、本来なら他HDにコピーしなければいけないのだが、ボリュームごとバックアップしていたHD 1があったので、その名前を変えてデータ用パーティションとして使う事にした。移行は簡単に済むやと思いきや、そういえばindelibleの不可視フォルダがあったなと思い出して検索をかけてみると、その数約1600…。検索画面で全て選択してコマンド+deleteで消去と思いきや、二つ以上の同名の不可視フォルダは同時に削除出来ないらしい…(うちの環境は10.3。10.4は知らない)。1600以上のフォルダをひとつひとつ捨てる訳にもいかないので何か出来ないかと少し考えてみた。
最初はFinderで不可視ファイルを見える設定にしてから消去…無理だった。
次にやったのはリネームソフト…不可視フォルダ(ファイル)は認識されなかった。
残る方法で思いついたのは、ターミナルから何かコマンド打つ事だが、そんな詳しくない。いろいろネットや書籍で調べて試行錯誤して、何とか無事に1600の不可視フォルダを削除する事が出来た。以下がそのコマンド。
find /Volumes/Data -name .indelible-info -print -exec rm -dR {} ";"
/Volumes/Dataを対象ディレクトリに変える。
find で検索。-name オプションで名前が.indelible-infoのものを指定。-printはあってもなくても…結果を画面に表示。-exec〜";"で結果に対し〜のコマンドを実行。rm -dRで中身入りのディレクトリでも消去。{}の中にfindの結果が入る。
参考リンク
Mac OS Xのメンテナンス(All About)
元をたどれば換装前にindelible本体で履歴分を消去しなかった事が原因だが、今回のような場合だけではなく、バックアップ元のHDに異常が起こり、そのままバックアップ先のHDを使う事も有り得るだろう。何故かGoogleの国内検索では.indelible-infoが1件も見つからなかったので、後に同じ様な人が現れた時のために記載しておきます。
じゃあ、撮るな。こう言い換えた方が良いのではないか?「すべてのウソを排除したら、自分たちの実力では何もまともな作品を作れない」