感性のはなし。
生まれ持っての感性。
昔長崎の高島と言う島へ渡った時、島の子供達にカメラを渡して、遊びながら写真を撮りあった事がある。下は幼稚園くらい、上は小学校3年生くらいだったろうか。フルマニュアルのカメラ…露出はとりあえず固定して、ピントは被写界深度でカバー。数人でカメラを取り合いしながら写していた。
東京に帰ってきて自分の写真とともに現像したら、さすが子供の撮った写真ばかり並ぶ中に、意外にも目を引くスレーブがあった。ピントはボケていたものの、その子が興味を持ったものが、そのコマからしっかりと伝わってきた。そのときの状況を思い出すと、多分一番熱心に撮っていた男の子が撮ったものと思われる。構図なんて本で見るような何対何とか対角線とか黄金分割とか、そんなもん無視だけどバランスがしっかりとれ、余計なものが入り込む余地もない程、その被写体にしっかりと寄ったフレーミング。被写体は大人ならカメラを向けることもないだろう、ドロ団子とか友達の体の「一部」だったり、まさにその子の見た視点だった。
次に高島のその公園へ行った時、まあ誰かしらいるだろうとみんなが写ったプリントを持って出たのだが、結局あの日以来会っていない。今頃どうしているだろう。
ひとはいつからか…もう物心がつく頃には感性の差やセンスと呼ばれるものは出来てしまっているのだろう。この写真を見た時そう思った。
感性を鍛える。
初めて言葉をしゃべったのはいつですか?初めて文字を書いたのはいつですか?個人差でばらつきはあるものの、ほとんどの人は大人になるまでに会話が出来、文章が書ける。ただ、しゃべりがうまい人もいれば苦手な人もいるし、字がきれいな人や文章がうまい人もいれば、からっきし駄目な人もいる。感性というものも、それらと同じ様なものと思う。自分には感性がない、センスがないと思うのなら鍛えて磨きあげればいい。皆と同じように生きて来ているつもりでも、ちょっとしたことの積み重ねで、ゆっくりゆっくり差が開いてしまっているだけで、ならその「ちょっとしたこと」に気づけさえすれば、感性は誰にでもまだまだ伸びる余地があるはず。
写真だけではない。
写真の感性を鍛えるからといって写真だけを見るよりも、いろいろな事を経験した方がいい。いいと思う事ばかりでなく、悪いと思うような事も沢山。写真に写っているものは写真の世界にだけあるものではなく、現実の世界にあるものだ。また写真なんてわずか200年足らずの歴史しかない狭い世界に留まる必要もない。写真と言う物にこだわらず、いろいろな物を見て、そして感じて、考える事が大事だ。
勉強やスポーツと同じ。
使ってないと落ちてくる。自分が続けられるくらいのペースで無理をせず、それでも理想は毎日心に刺激を与えよう。片時離さずカメラを持ち歩かなくたっていい。その代わり、カメラがない時には、心の中で写真を撮ろう。
それは気づかない位ゆっくりかもしれないが、だんだんと積み上げられ、いつか写真に生きる時が来るはず。今まで撮っていた癖もあってか、写真にはなかなか現れないかもしれないが、何かをつかんだ時に段階的に伸びるものだから、焦らず続ける事が大切だ。
- キヤノン EOS 500D(EOS Kiss X3 Digital/Digital Rebel T1i) - キヤノン PowerShot SX1 IS - エプソン R-D1x - ハッセルブラッド CF-22 - ハッセルブラッド CF-22MS - ハッセルブラッド CF-39 - ハッセルブラッド CF-39MS - ハッセルブラッド CFH-22 - ハッセルブラッド CFH-39 - ハッセルブラッド CFV - ハッセルブラッド 503CWD - ハッセルブラッド H2D-22 - ハッセルブラッド H2D-39 - ハッセルブラッド H3D-22 - ハッセルブラッド H3D-31 - ハッセルブラッド H3D-39 - ハッセルブラッド H3DII-22 - ハッセルブラッド H3DII-31 - ハッセルブラッド H3DII-39 - ハッセルブラッド H3DII-39MS - ハッセルブラッド H3DII-50 - コダック EasyShare Z980 - ニコン D5000 - オリンパス E-450 - オリンパス E-620 - パナソニック DMC-GH1 - ペンタックス K-7 - シグマ DP2 - ソニー DSLR-A230 - ソニー DSLR-A330 - ソニー DSLR-A380
Jobs Had Liver Transplant - WSJ.com
「オレ流写真論」について日々の萬メモさんからエールの言葉をいただいた。
このサイト、何人くらいがいつも見に来ている人がいるのかは、アクセス解析見ても大体しか分からないし、ましてやこのコラムがどの位の人に読まれているかなんて、更に分からない。ただ、時々自分のサイトを検索かけると、いくつかリンクして頂いているところもあり、こういった応援同様にサイトを続ける励みになります。日々の萬メモさんはじめ、いつもこのサイトを見に来て頂いている皆様に、この場を借りてありがとうと感謝の意を表します。
この間から書き始めた写真論コラムのタイトルを「オレ流写真論」として、また続き書いてます。書くよりも写真撮れよってのは置いといて。自分の中の物全部吐き出してみようと思います。
別に有名写真家でもない自分が、なんだか偉そうなこと書いちゃっていいのかというタメライはありますけど、カメラのウンチクはネット上に結構ありますが、写真に関して述べてるサイトもあまり見ないので、こんなのでも少しくらいは書く価値があるかな?と思いまして…。
でもほんと内容も文体も偉そうだけど、写真なんて「こうでなきゃいけない」なんて決まりはないと思っていますので、写真論で述べたこともそうでなきゃいけない、これが全てだなんて全く思っていません。また自分の中でさえ日々変わっていくもので、書いたときそう思っていても、一年したらすごい恥ずかしいこと書いてるかもしれないし、そうでなきゃいけないと思っています。だからオレ流。正座して見ちゃうと損しますよ。
じっくり撮る事のススメ。
写真がうまくなりたければ、とにかく量を撮る事。良く言われる事だが、確かに間違いはない。ただ…。
カメラがデジタルになり、いくらシャッターを切ってもフィルム代はかからなくなった。そんな理由からか銀塩の時よりも気楽にシャッターが切れるので、ついつい大量に撮ってしまう人も多いのではないだろうか。
また手振れ補正が当たり前になり、カメラも小型化され、三脚を使う人が少なくなってきてはいないだろうか。かくいう自分も大体の撮影は三脚ナシで済ましてしまう。でも実は三脚は写真をブレにくくさせるだけの物ではなかったりする。
最後に一球入魂…一写入魂で撮ったのはいつですか?
写真は構図とかいろいろ考えるよりもっと大切な事があると先日書いたばかりだけれど、人に伝えるのなら写真を魅せる力も必要…。構図を鍛える為には、一枚一枚じっくりと構えて撮る事も大切です。
昔、まだファインダー交換の出来る一眼レフがあった頃…ウエストレベルの中判や大判カメラでは当たり前ですが、カメラのファインダーを外して、遠目からそのスクリーンに映る像を見て構図を決めていた時があります。中判や大判のそれと比べてあまりに小さい像。でもファインダーを覗いた目の前に広がる世界よりも、遥に写真に近い像。今で言えば液晶を見ながら撮るような感じか。それを見ながら三脚のパーン棒を緩め、頭の中のイメージと目の前のイメージをリンクさせながらコツコツと微調整し、露出を決めて撮影。ブラケットはどうしても露出に自信のない時だけで、基本的に無しで…それはお金がなかったからだけなんだけど。
飾る写真をイメージして
額に入った大きく延ばした自信作。写真を撮る時に、そんな写真をイメージして撮ろう。想像出来ない位に大きな写真ではなく、家に飾る程度の、自分が想像しやすい大きさの写真を。撮った写真はプリントしないでPCで閲覧…そういう人もイメージしよう。
絵を描く時に見える物。
絵の得意な人もそうでない人も、その時の事を思い出して見て下さい。まずはモチーフを決めて…何も書かれていない真っ白な紙やキャンバスを置き、筆なりペンなりを手に取って…何度も何度もモチーフとキャンバスを行ったり来たり。そうしているうちに今まで気付かなかった物が見えて来たはずです。最初からそこにあったはずなのに、気付く事の出来なかった細かいところや裏側が。
写真も同じ。じっくりと被写体を見る事で見えてくる物があります。それがファインダーを覗いてシャッターを切っているだけで見えてくる時もありますが、そうでない時もあります。見えたつもりになって、撮れたつもりになって切り上げて、後になって後悔する事もあります。後悔したくないから、時間の許す限りいろいろ(露出を変えたり、構図を変えたりする事を以外にも)試したり。先に書いたように三脚で構えてじっくり被写体に向かう事も、一歩離れて見てみる事も、目をつぶって空気を感じる事も。
きっと無我夢中でファインダーを覗いて撮っていた時とは違う物が見えると思います。
impress デジカメ Watch:
オリンパス、同社初のマイクロフォーサーズ機「E-P1」
オリンパス、標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」
オリンパス、広角パンケーキレンズ「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」
オリンパス、マイクロフォーサーズ用マウントアダプター2種
dpreview(海外):Olympus E-P1 'digital Pen' - in depth preview + samples
Eternal Storms Software - PresentYourApps
Safari4の正式版が出てから何日か経った。最初は驚いたTopSiteもCoverFlowも、βの時から入れていたので既に飽きて、どっちかと言うと邪魔な気がしたので表示させないようにした。CoverFlowってFinderのもそうだけど一覧性は意外に良くないし、大量にあると結局は文字による検索の方が速かったりと、次第に使わなくなってくる。ただしiTunesのは別。ジャケットを楽しむ様な単純な検索意外に、楽しみの要素がある物に向いていると思う。
CoverFlow用にwebページの画像が保存されるのだが、塵も積もれば山になると言う通り、履歴が多いとGBレベルで保存される事も珍しくない。
ターミナルで以下のコマンドを打ち込めば作らなくなるが、あくまで隠しコマンドだし使用は自己責任で。
保存場所:~/Library/Caches/com.apple.Safari/Webpage Previews
CoverFlow用画像を作らない:defaults write com.apple.Safari DebugSnapshotsUpdatePolicy -int 2
戻す時は:defaults delete com.apple.Safari DebugSnapshotsUpdatePolicy
先月サファリパークに行ってきた。トラに車どつかれた。やっぱりネコ科なんだなあと思った。
それはさておきキリン怖ー!!車止めてたら、雨で霞む夕暮れに正面からユラユラとゆっくり(でも速い!)近寄ってきて、まじ潰されるんじゃないかと思った。やっぱり実際に目にするのとテレビで観るのは違うなあと思いました。
人は何故写真を撮るのだろう。
専門学校に行ってた時ふと悩んで撮れなくなった事がある。ある意味、人は何故生まれてきたかの様な命題であり、いくら考えても答えの出ない事だ。当時出た答えは「自分の為に撮る」だった。言葉にするとちょっと違うニュアンスになるが、広義な意味での「自分の為」だ。忍び込んだ確か2年生向けの竹内敏信氏の講演で、それに気付かされた。
自分の為とは自分が満足する為…技術の習得だったり、挑戦だったり、金だったり…いろいろな意味で自分にとってプラスになるから、だから写真を撮る。多分そんな感じで自分の中で納得したのだろう。しかし正直なところ20年経った今も答えは出ていない。きっとずっと出ない。いや、ずっと考えて行かなくちゃならない事なのだろう。そんなことも氏は言っていた気がする。
自分の為となると難しい…どこからかまあいいか、もういいかって気持ちが湧いてくる。多分まったくの趣味であったら、それでやめてしまってもいいのだろう。自分が撮りたい時に撮って、撮りたくない時は撮らない…何も問題はない。モチベーションを保つ為の動機を見つけられない時、自分はとにかく写真を撮る。出来るだけ何も考えないようにしながら、ただただシャッターを切る。それが経験上のスランプ脱出方法だ。そうしてるうちにまた少し進む事が出来る。
写真は自由だ。人によってそれが物の記録であったり時の記録であったり、物の表現であったり自分の表現であったり、決まった事など何もない。だからこそいろいろなカメラでいろいろな被写体を撮る人達がいる。カメラなんて目的に合う物なら本当は何だっていいんだ。
次回、良い写真ってなんだろう…と続きたいところだけど、勢いで書かないと絶対書かないと思うから続けちゃいます。
良い写真ってなんだろう。
カメラは良いカメラが欲しい。良いカメラで良い写真を撮りたい。そう思う人は多いだろう。でも良い写真って何だろう?ボケてない写真?ブレてない写真?それは基本で構図が教本通りにバッチリの写真?シャッターチャンスがバッチリの写真?色が綺麗な写真?みんながうまいと言ってくれる写真?多分どれでもあってどれでもない…数学的にいえば必要十分条件ではないのだと思う。
写真は自由だと書きました。ということは良い写真だって人それぞれだし、自由なんだから決められない、ましてコンテストとかその審査員の好みだから金賞が一番良いわけじゃない。学校の美術とか音楽だって成績付けて分ける物じゃないって思う人いると思います。自分もそう思った時がありました。確かに一位を決めるのは難しいです。最終的には好みだって出てくると思います。ただ良い写真、駄目な写真は明確に別れます。あ、日本酒好きな人なら分かりやすいかな?
良い写真は存在する…じゃあいったいそれはどんな写真なのか。また数学的に言えば、良い写真≠うまい写真の様な感じでイコールではない。結局写真は人に見せてナンボ。人に伝える事が出来る写真が良い写真です。素晴らしい風景を見た時の感動を…自分が何に心を動かされ、自分がその時どう思ったのか、それをその場に全くいない人に伝えられるか。そういう事だと思います。写真には詩のように歌詞がないから、映画のように言葉も効果音もないから、だからこそ二次元の限られた枠の中で、その伝えたい事が一番うまく伝えられるようなシャッターチャンスで撮ったり、より引き出せる構図で撮ったりすることが重要になります。そして、その方法こそが自由だと、無限の方法があると思っています。「バッチリ写ったよ」じゃなくて「バッチリ伝えられたよ」が本当の良い写真と信じてます。
この被写体にはこのカメラが必要、このレンズが必要、この構図で、この絞りで、このシャッタースピードで…そんなことより、この被写体に対して、どこが好き?どれだけ好き?どんな気持ち?…それの方がとても大事で、そして今写真を撮っている人、これから撮ってみようと思う人達に忘れて欲しくない事です。
Canon EOS 500D Canon Rebel T1i Canon EOS Kiss Digital X3 Nikon D5000 Olympus E-30iPhoto 8.0.3 Update
動画撮影における“マニュアル露出の設定”を可能とする機能を盛り込みました。 このページの末尾からこの機能の使用説明書(PDFファイル)をダウンロード出来ますので、使用方法などについてご確認ください。 画像の再生時やメニュー画面の表示時に、カメラの“絞り込みボタン”の機能を受け付けないようにしました。 メニュー機能のレンズの“周辺光量補正”を“する”にセットし撮影した画像で、周辺光量が正常に補正されないことがある現象を修正しました。 ファームウェア Version 1.0.7 以前のカメラでレンズの“周辺光量補正”を“する”にセットし撮影した“RAW”や“JPEG”画像は、最新のアプリケーションソフトウェア Digital Photo Professional: Version 3.6.1 以上 (Windows , Macintosh) に変更することにより、補正が必要な画像は自動的に補正されます。 C.Fn II-3 (高輝度側・階調優先)を設定時の、オートライティングオプティマイザ機能のアルゴリズムを修正しました。 メニュー画面に表示される以下の言語の誤表示を修正しました。 アラビア語/ルーマニア語/スペイン語/ウクライナ語 別売アクセサリーのバッテリーグリップ BG-E6 を使用した場合に、カメラの“バッテリー情報”の表示内容を変更しました。