目的はQuickSilver+Giga+HDD×3台の冷却と、安全な静音化。
img QuickSilverの3.5インチベイに取り付けるファンコンはST-24。2つのファンをコントロールし、低速時に止まってしまうファンの為最初数秒間は100%で電力供給、しかも電源の負荷を減らす為ディレイ付き。またオーバーヒート設定により、規定温度以上となると100%の電力を供給出来るため安心設計。
延びているケーブルは向かって下から温度センサー、電源、ファン1、ファン2。一番下にはマザーボードへ接続するパルス信号の出力ですが、当然Macには必要ありません。
Mac付属の3.5インチベイを使うとネジ穴があわない為(ベゼルが閉まらない)手元にあったプラ版を加工して両面テープで貼り付け。同時にファンコン基盤の絶縁用を兼ねて少々大きめに作った。
img GigaDesignsのCPUに付くファンは少々音が大きい為、こいつをファンコン1でコントロール。
ヒートシンクにはめてあるのは上がファンコン用温度センサ。下が温度計用の温度センサ。
このCPUに使われている7455は内部温度センサが無い為(バグ?)、ソフトなどでは測ることが出来ないので、こういったセンサーは必ず必要になる。
img CPUファンから延びたコードはブラブラして邪魔なので、AirMac取り付け用金具に固定。
img さて、次にアイネックス製拡張スロットファン RSF-01BL(2000rpm 35.12CFM 25.24dB)を接続。
これをファンコン2でコントロール。シロッコファンなのでうるさいかと思ったが、100%でも思ったより静か。ビデオカード(GeForce4MX ファン無し)+HDD周りの排気目的。
img 実際にファンコンを3.5インチベイに取り付けて(はめ込んで)みた。プラ版が結構厚いので、はめ込むだけで落ちそうにないが心配な方はテープなどで補強して下さい。
写真撮りわすれたが、サイドのケースファン(12cm)もXinrulian RDL1225S(1700rpm 静音タイプ)に交換済み。こちらも二股使って拡張スロットファンと同様ファンコン2でコントロール。
この筐体はビデオカードでおおまか上下に別れるのでサイドファンを吸気にしてみたが、内部気圧が高くなってしまったので今まで通り排気の向きに。
QuickSiverの12cmファンは厚さ25mmということだが、ケース自体には38mmの入る余裕があった。12cmファンの交換はネットで調べると出てくると思います。(簡単です)
img さて、扉を閉めて起動させたところ。3.5インチベイのベゼルを取り外し(筐体内の爪を外す)ファンコンにアクセス可能になる。ところが流石くせ者のQuickSilver。こんな感じでボリュームダイヤルは外に出ません。でも、個人的にはセットしたらベゼル閉じてしまいたいので、これでもOK。
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温度表示は前にも述べたように温度計で。これは室温26度の時、ビデオエンコードを10分位やった時の数値です。この温度だと、以前の爆音マシンに早変わり。起動してすぐなのでHDDの温度はちょっと低め。
さて、結果ですがファンコン入れてるので当然静かになってます。感じとして真冬のQuickSilver並。ところが負荷を掛けていきファン全開になると流石に煩くなってきますが、初期装備よりはマシです。しかし、全開時には交換していない電源ファンがかなり気になります。PC/AT互換機の簡単に手に入る電源に比べ、Macの電源は改造が必要な上、QuickSilverの電源などはADC(モニターにDVI+USB+電源を供給)の24Vなどが必要になるので、万が一電源が壊れた時を考えると簡単には手が出せない。
CPUファンも標準物を交換していないが、万が一ファンコンが誤動作した時の保険に(それでも力不足だろうけど)そのままにしてある。
ついでなので某巨大掲示板のQuickSilverスレにあった初期ファンの性能表を引用。→ QuickSilverファン
●CPU:NMB(Minebea) 2410ML-04W-B47
ball / 0.22A / 4550rpm(?) / 21.54CFM(?) / 33.5dBA(?)
●PSU:Protechnic MGA8012HS
sleeve / 0.24A / 3000rpm / 38.27CFM / 29dBA
●CaseSide:NMB 4710NL-04W-B37
ball / 0.34A / 2200rpm(?) / 88.26CFM(?) / 35dBA(?)


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